WordCamp開始当初100人程の小さなイベントだったのですが、その参加者は年々増えていき、去年行われたWordCamp tokyo2011では1000人を超える参加者が集まりました。そんな今注目のWordCampとは一体なのでしょう?
WordCampとは?
WordPressをまだ使った事ないけど興味あるっていうビギナーさんから
もっとレベルを上げたいマスターさんまで参加できるWordPressのイベントです^^
去年の参加者は1000人を超え、まさに今大注目のイベントと言ってもよいでしょう。
自分の聞きたい講義(トラック)に参加し、自分のレベルに合わせて学ぶことが出来るのでビギナーさんでも十分楽しめます:)
公式HPには”デザイナー、エンジニア、ブロガー、ユー ザー向けのセッション、初めて WordPress を使う方がインストールから学べるハンズオン、来場者が参加して意見交換するアンカンファレンスなど”とあります。
会場の様子はこのような感じでした。
WordPressの現在とこれから
WordPressの日本語版制作チームのマクラケン直子@naokomcさんのお話です:)
WordPressの歴史
2003年にマイク・リトルとマット・マレンウェッグによってオープンソースのプロジェクトとしてv0.71が開発されました。このときから基本的な項目は変わっていませんがモノクロでメニュー項目は上部にあったそうです。プラグインもありませんでした。
それから2004年、2005年…と開発が進み2008年のv2.7に大幅な変更があり今のWordPressとほぼ変わらない形になりました。
集中執筆モード
2011年v2.7から”集中執筆モード”というものが加わり、より記事に集中して書くことが出来るようになりました。
右から二番目のボタンを押す事で記事のみのフルスクリーン表示に切り替えられます。
余計なものがちらつかないので集中力があがりそうですね。
WordPressの今
世界トップの100万サイト中
WordPressを使っているサイトは15.5%
そのうちCMSを使っているサイトは全体の3割程あってWordPressの割合は54.1%
米国で新規ドメイン中のWordPressの利用率は22%
100個ドメインをとったとしたらその中の22ドメインにWordPressがインストールされているそうです。
さらにWordPressをCMSとして使っているユーザーが全体の92%
↑こちら3年前の統計は5%程しかいなかったみたいです。
凄い勢いですね;)
では何故WordPressを使う人が増えたんでしょう?
WordPressの良いとこ
大きく分けてこの3つがあげられると思います。
- 豊富なプラグインがあり、そこまで知識が無くても大抵のことは出来てしまう。
- オープンソースなので導入に費用がかからない。
- このようにイベントなどが沢山開催されていて、作り手側が愛着を持てる。
1.プラグインの多さ
とにかくプラグインの数が多いので、html、cssが分かれば大抵のことはできてしまうんじゃないでしょうか。こちらはそんな膨大なプラグインを分かりやすくまとめてくれています。
2.導入に費用がかからない
WordPressはオープンソースのブログソフトウェアなので導入費用はかかりません。
オープンソースとはソフトウェアのソースコードを無償(Free)で公開し、世界中のプログラマの誰もが自由(Free)にそのソフトウェアを改良して再配布することを許すソフトウェア開発方式です。
無料で最新開発したものが利用出来るので、こちらとしては大変嬉しい(デメリットもありますが><)です。
でも開発側はなぜオープンソースで開発するんでしょう?製作費だってかかっているはずなのにその費用はどうなっているんだろう…?><
OS(オープンソース)にすることで、技術力の高いハッカーが付き、拡散しながら質の高いものが低コストで出来る…みたいな感じなのでしょうか。
どの道とってもありがたいですね^^
3.イベントを通して愛着がわく
WordCampもそうですし、WordPressでは沢山のイベントが行われています。
色々な人が集う勉強会に参加することで、新たな発見や、人との繋がりが生まれるのでWordPressに愛着が出てくるんじゃないでしょうか:)
普段は引き篭っているwebデザイナーですが情報交換し合えばお互いに刺激になりますよね;D
WordPressのイベント情報はこちらから確認することが出来ます。
↓
「WordBench」http://wordbench.org/category/event/
私もまた参加したいな〜><(この時お世話になった方々のことは後ほど紹介します)
また、WordPressには「ワプー」というキャラクターがいてその子がとってもかわいいです。
かわいいものって無条件に好感が持てますよね^^WordCampではワプーのマグカップを貰ってテンションが上がりました。
遊び心というか、堅苦しくないというか、ちょっとゆるい、こうゆうアプローチとっても大事ですよね^^
その他再構築が無い、デフォルトのまま使用してもデザインがカッコイイ、拡張性にすぐれ、カスタマイズの自由度が高いなど、沢山の理由があります。
もちろん良い部分もあれば反対に デメリットもあります。
WordPressのデメリット
- ページの表示が遅い
- 複数のブログを運営することができない
- デフォルトの状態ではSEOに強くない
etc…
ですがこういった問題を解決するためのプラグインもあります。
何を使うのもそうですが、何がなんでもWordPressが良いって訳じゃなく“目的、優先させたいこと”をしっかり考えその時の目的に合ったものを選べば良いんじゃないかなと思います。
なんとなくWordPressのことわかったでしょうか。
ではちょっと話がずれていましたのでWordCampに戻りたいと思います。
沢山のトラックがあったのですが中でも印象に残ったものを少し紹介します。
中でも印象に残ったトラック
未来を見据えたレスポンシブ・パブリッシング
こもりまさあきさんの「未来を見据えたレスポンシブ・パブリッシング」
スマートフォンにタブレット端末、ふと気づけばwebサイトを観覧するデバイスはPCだけでは無くなっていました。画面サイズだってまちまちです…
このサイズに1つ1つ対応していたら時間もタイムコストもとんでもないことに…
じゃぁもうお手上げだから対応やめましょう、そうもいきませんよね。
そこでレスポンシブの登場です。
レスポンシブとは?直訳で”すぐ応答[反応]する,敏感な.”とかの意味で、要するにマルチデバイスにレスポンシブ(敏感に反応し)対応させましょうということみたいです。(あれ?なんか上手く言えない!笑)
プラグインで対応する
- WPtouch…簡単にスマートフォン対応できるので人気のプラグイン
- HandHeld…スマートフォン対応用プラグインでデザインがオシャレ
- Onswipe…タブレット端末対応用のプラグイン
- Ktai Style…携帯電話対応プラグイン
レスポンシブなテーマを採用する
- TwentyEleven…オフィシャルテーマ
- Yoko…http://wordpress.org/extend/themes/yoko
- PressWork…http://presswork.me/
- Foundation…https://github.com/drewsymo/Foundation
- skeleton…http://demos.simplethemes.com/skeleton/
※ただこれらの既存のものを使うとデザインを細かく変更することが困難だったりします。
デザインをそのまま生かすのであればメディアクエリという方法もあります(最適化とは言えませんが)そのことは長くなりそうなのでまた次回…
やり方は特にこれがいいっていうのは決まって無いので色々やってみて、目的にあったものを選ぶといいと思います^^
さて次はお待ちかね。懇親会です。むしろこっちがメインって方も多かったそうな…?
400人で懇親会!お寿司にビールに名刺交換?
お寿司や生春巻き、ビールにチューハイ飲み物も食べ物も沢山用意されていました♪
参加者は400人程居て、会場の人口密度が濃かったです。
トラックの合間に知り合った(色々ほんとにありがとう><!)kenji @samuraibeat21氏が仲間を紹介してくれたりして
- シンジ @SDLaboさん
- zin @ente686さん
- Yuu @regret_raymさん
- 大阪のmiho @dk45blogさん
-
清水 健太郎さん
- プラグインを作っているwokamoto @wokamotoさん
- 横浜のコワーキングスペースを経営しているうえつはら まさゆきさん(遊びにいきたいな〜><)
-
WordPress日本語版制作チームのマクラケン 直子さん
etc…沢山の方とお友達になりました。
ワプーのケーキおいしそう〜!私は食べそこねちゃった…orz